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モザンビーク リコ山ロケ

数々の過酷なロケを成功させてきた弊社の「冒険家コーディネーター」キャメロンが今回はアフリカのモザンビークでのロケに挑みました。
番組は2019年12月21日(土)にすでに放送済み。
NHKBS 『体感!グレートネイチャー「風の絶景!天空のジャングル~モザンビーク~」』

2018年、リコ山と呼ばれる花崗(かこう)岩でできた1000m近い山の上に未知のジャングル(熱帯雨林)があることが発見されました。


モザンビークでは、長年さまざまな商業利用のための環境破壊や内戦が続き、研究や調査があまり行われてきませんでした。
山頂へ続く道もなく、そりたつ壁のような崖によって今まで人間がほとんど足を踏み入れたことのないリコ山へ撮影クルーは向かいます。

リコ山の絶崖を登るには特別な装備と技術が必要になります。
背負っている装備から簡単なロケではないことはすでに想像できるかと思います。

こんな調子で絶壁を約3時間かけて登ります。降りるのも約2時間かかります。
麓にテントを張って寝泊りし、数日間毎日崖の登り降りの繰り返しです。

昔はすべて緑に覆われていたはずですが、残念ながら多くの森は失われてしまいました。

やっと山頂付近に到着。


リコ山の山頂の熱帯雨林は人の手が全く加えられていないことから「完全な熱帯雨林のサンプル」として非常に珍しく、学術的な研究材料としてもとても貴重です。
花崗岩の山の上部がたまたま盆地状になっており、そこに水や土が溜まって下に流れ落ちなかったため森が形成されたようです。

地元の町、ナンプラ(Nampla)のマーケット。観光客の姿はほぼ皆無。

無事にロケ終了。お疲れ様でした!